「北山会」の設立を祝す
情報科学部が設立されて、9年、卒業生を社会に送り出して5年,ここに卒業生の同窓会組織として、「北山会」が正式に設立されたことは、誠に時期を得て喜ばしいことで、心よりお祝い申し上げます。
工大校友会として、会の設立に際して学園関係者、卒業生関係各位のご努力に敬意を表するとともに厚くお礼申し上げます。
同窓会は志と学求を同じくした、同士のごく自然的な集まりで、共通の思いや思い出の中で将来に対して、お互いに助け合って何かを作り上げたい気持ちが、自然に組織・形成されるものだと思います。
そのような環境の中でお互いの親睦が深まり、情報の交換などを通して、信頼と連携が築くことができれば会の存在価値も高揚されることと思います。
総会・懇親会は11月の「北山祭」の時期に開催されるとのことですが、年に一度は母校の様子や友人たちの顔を見に帰ってくるのも、また価値ある事だと思います。
それと同時に学園や同窓会の情報伝達ができる通信手段に組織としての活動の機会があります。
現在の厳しく巨大な経済社会に揉まれて、必死に努力されている方々がほとんどだと思いますが、切磋琢磨の人間環境にも、時には心を開いて話し合える友人を作ることは特に大切です。
同窓のよしみに優る人間関係の形成は、必要な時に自己開拓できる環境を作ることで、日ごろのたゆまない人間関係の樹立が欠かせません。
皆さんの将来の支えになるものと思います。
一方、皆さん方の成長を支えるのは、8万名余の大阪工業大学卒業の先輩諸兄で、その社会的評価は非常に高く、実践社会の先端に立って活躍しています。
社会では学校で履修した学問だけでこなせる仕事はありません。
いろいろな分野の学問・技術・システムが複雑に絡み合い、トータルバランスの上に成り立っていますので、日ごろの研鑽と好奇心とやる気でぶつかってください。
経済社会で活躍する校友と母校、校友間の親睦、情報交換と連携など校友会は卒業生の心のよりどころとして活路を開いております。
また、全国各地で学校法人開設以来の各種学校卒業生の地域同窓会支部がありますので、機会を見て参加されることを期待します。
最後に校友会と卒業生とのライフライン・パスワードは居住地が必ず確認できることです。
学園からのニュースレター・校友タイムスも皆さんの住居地が判明していることが唯一のumbilical(cord)であることを忘れずに活躍下さい。
卒業諸兄の社会での活躍は母校の評価と後輩達の応援歌に繋がります。先輩としてますますの発展とご清祥を心から祈念し設立の祝辞といたします。